一日の予定を終えてベッドに入ったあと、少しだけスマートフォンを見るつもりが、気づけば長い時間が過ぎていたということはありませんか。
翌日の天気を確認するだけだったのに、メッセージを確認し、動画を見て、SNSを眺めているうちに、なかなか手放せなくなることもあります。
スマートフォンは連絡、買い物、予定確認、動画、電子書籍などさまざまなことに使えるため、「夜は使わない」と完全に分けるのは難しいものです。
50代の夜時間では、無理にスマートフォンを遠ざけるよりも、「どこまで使ったら終わりにするか」「ベッドの中で何を見ないか」など、自分に合う区切りを作っておくほうが取り入れやすいでしょう。
ここでは、寝る前のスマホ時間を負担なく見直し、一日の終わりを落ち着いて過ごすための工夫をまとめます。
50代の夜はスマホを禁止するより使い方を分けて考える
寝る前のスマートフォンが気になると、「夜は一切見ないようにしよう」と考えることがあります。
しかし、スマートフォンには時計、天気予報、連絡、予定表など、夜にも確認したい機能があります。
最初からすべて禁止してしまうと、不便さを感じて続けにくくなることもあるでしょう。
そこで、必要な使い方と、何となく続けている使い方を分けて考えてみます。
翌日の天気や予定を確認することは必要でも、そのあと何となく動画を見続ける時間は減らせるかもしれません。
40代では仕事や家事が落ち着いた夜に、ようやく自分のスマホ時間を楽しんでいた方もいるでしょう。50代では、夜の自由時間をすべて画面に使うのではなく、少しだけ静かに過ごす時間も残しておくという考え方を取り入れやすくなります。
まずは寝る前に何を見ているか確認する
スマホ時間を短くしたいと思っても、自分が夜に何を見ているのかわからないと整えにくくなります。
数日だけでも、寝る前に何をしているか振り返ってみましょう。
必要な確認と何となく見る時間を分ける
夜にスマートフォンを使う理由として、翌日の天気、家族からの連絡、予定、目覚まし時計の設定などがあります。
これらは数分で終わることも多いでしょう。
一方で、その流れで動画やSNSを開き、特に目的がないまま見続けていることもあります。
必要な確認が終わったあとに何をしているかを見ると、自分が区切りを作りたい部分がわかりやすくなります。
長くなりやすいものを一つ決める
動画を見ると長くなりやすい方もいれば、SNSやネットショッピングを見続けてしまう方もいます。
すべてを一度に変える必要はありません。
まずは、「寝る前は動画だけ見ない」「ネットショッピングは夜の早い時間まで」など、一つだけ決めてみると取り入れやすくなります。
スマホを見る時間に終わりを作る
寝る前のスマホ時間が長くなりやすい理由の一つは、終わるきっかけがないことです。
テレビ番組のように終了時間が決まっているわけではないため、自分で区切らない限り、そのまま続けやすくなります。
時刻より行動で区切る
「21時になったらスマートフォンをやめる」と決める方法もありますが、毎日の予定が違うと続けにくい場合があります。
そのようなときは、「入浴後に翌日の天気を確認したら終わり」「スキンケアが終わったら充電する」など、行動と組み合わせてみましょう。
毎日行っていることと組み合わせれば、時計を何度も確認しなくても区切りを作りやすくなります。
タイマーを使う方法もある
動画やSNSを少し楽しみたい場合は、タイマーを使う方法もあります。
10分、20分など、自分が無理なく区切れる時間に設定しておきます。
タイマーが鳴ったから必ずその瞬間にやめなければならない、と厳しく考える必要はありません。
「そろそろ終わりにしよう」と気づく合図として使うくらいが続けやすいでしょう。
ベッドをスマホを見る場所にしない工夫をする
ベッドに入ってからスマートフォンを見る習慣があると、手の届くところにあるため、そのまま長時間使いやすくなります。
寝室で完全に使わないのが難しい場合でも、置く場所を少し変えることはできます。
充電場所を枕元から少し離す
枕元で充電していると、寝る直前にも手に取りやすく、夜中に目が覚めたときにも画面を確認しやすくなります。
サイドテーブルの少し遠い側や、寝室の棚など、横になったままでは手が届かないところへ充電場所を移してみる方法があります。
大きく離す必要はありません。
一度起き上がらなければ取れないくらいでも、何となく手に取る回数を減らしやすくなります。
目覚まし時計を別に用意する
「スマートフォンを目覚まし時計に使っているから枕元に必要」という場合もあります。
気になる方は、小さな目覚まし時計を使う方法もあります。
スマートフォンを寝室から出す必要はありませんが、時計として使わなくてもよくなると、置き場所の選択肢が広がります。
通知を夜だけ少なくする
スマートフォンを置いていても、通知音や画面表示があると内容が気になることがあります。
必要な連絡は受け取りつつ、急いで確認しなくてもよい通知を夜だけ少なくする方法があります。
アプリごとに通知を確認する
買い物、ゲーム、動画、ニュースなど、すぐに確認する必要がないアプリからも通知が届くことがあります。
通知が多い場合は、現在必要なものだけ残してみましょう。
すべてをオフにするのではなく、自分にとって必要な連絡がわかる程度に整えることがポイントです。
夜間モードを使う
スマートフォンには、時間帯によって通知を控えめにしたり、特定の相手からの連絡だけ受け取ったりできる設定があります。
家族など必要な相手からの連絡は受け取り、それ以外の通知を夜だけ静かにする使い方もできます。
機種によって設定方法が異なるため、自分が使っている端末で無理なく設定できる範囲を選びましょう。
画面の明るさを夜に合わせる
昼間と同じ明るさの画面を暗い寝室で見ると、まぶしく感じることがあります。
夜にスマートフォンを使う場合は、画面の明るさも見直してみましょう。
自動調整を利用する
周囲の明るさに合わせて画面を調整する設定を使えば、毎回手動で変えなくても済みます。
夜になると画面が明るすぎると感じる方は、一度設定を確認してみてもよいでしょう。
文字の大きさも見直す
50代になると、小さな文字を読むためにスマートフォンを顔へ近づけたり、画面へ集中したりすることがあります。
文字が小さく感じる場合は、表示サイズや文字サイズを少し大きくする方法があります。
無理に小さな文字を読むより、自分が見やすい設定にしておくほうが夜にも使いやすくなります。
動画は「一本だけ」が難しいことを前提にする
寝る前に動画を一本だけ見るつもりでも、次の動画が自動的に表示されると、そのまま続けてしまうことがあります。
これは意志が弱いということではなく、次へ進みやすい仕組みになっているためです。
そのため、自分で終わりを作りやすい方法を用意しておきましょう。
自動再生を使わない方法もある
利用しているサービスによっては、自動再生を変更できる場合があります。
一本終わったところで画面が止まれば、「もう一本見るか」「今日は終わるか」を考える区切りになります。
夜に見るものを先に決めておく
動画を見ること自体をやめる必要はありません。
見たいものがある日は、「これを見たら終わり」と先に決めておく方法があります。
何を見るか決めずに画面を開くより、その日の楽しみとして一つ選んでおくほうが区切りを作りやすくなります。
SNSは寝る直前ではなく少し早めに楽しむ
SNSを見ることが夜の楽しみになっている場合、完全にやめる必要はありません。
夕食後や入浴前など、寝る直前より少し早い時間に見るようにする方法があります。
家事が終わったあとに10分だけ見る、好きな投稿を確認したら終わるなど、自分が楽しめる範囲を決めてみましょう。
夜の自由時間からSNSをなくすのではなく、使う時間帯を少し前へ移すという考え方なら取り入れやすくなります。
ネットショッピングは夜に決めきらなくてもよい
寝る前にネットショッピングを見始めると、商品を比べたり、口コミを読んだりして時間が過ぎることがあります。
夜に気になるものを見つけても、その場で決める必要はありません。
お気に入りやカートへ入れて、翌日にもう一度確認する方法があります。
夜は眺めるだけ、購入するかどうかは翌日に考えると決めておけば、長時間比較し続けなくても済みます。
スマホの代わりになる小さな楽しみを一つ用意する
寝る前のスマートフォンを減らしても、その時間にすることが何もないと、結局また画面を開きやすくなります。
そこで、スマートフォン以外の小さな楽しみを用意しておきましょう。
紙の本や雑誌を少し読む
読書が好きな方なら、寝室に読みやすい本を一冊置いておく方法があります。
長い時間読む必要はありません。
数ページだけ読むなど、夜の短い楽しみにするくらいでも十分です。
温かい飲み物をゆっくり楽しむ
夜に飲み物を楽しむ習慣があるなら、カフェインの少ないものやノンカフェインのものなど、自分が飲みやすいものを選ぶ方法があります。
飲み物を用意して、スマートフォンを置いたまま数分過ごすだけでも、画面から離れるきっかけになります。
ハンドケアなど簡単な美容時間にする
ハンドクリームを塗る、リップケアをするなど、短時間でできることを寝る前の習慣にする方法もあります。
美容用品を増やす必要はありません。
普段使っているものを手に取りやすい場所に置き、スマートフォンから手を離すきっかけとして使うくらいでよいでしょう。
夜のスマホ時間を家族に合わせすぎない
家族と一緒に暮らしていると、相手がテレビを見ている時間やスマートフォンを使っている時間につられて、自分も画面を見ることがあります。
しかし、夜の過ごし方は同じでなくても構いません。
家族が動画を見ていても、自分は少し早めに寝室へ移る。本を読む。入浴するというように、それぞれの過ごし方を選べます。
50代では、家族の予定に合わせるだけでなく、自分が落ち着いて一日を終えられる時間も大切にしたいところです。
スマホを見すぎた夜があっても気にしすぎない
寝る前のスマホ時間を見直していても、つい長く見てしまう日はあります。
好きな動画を続けて見た日や、友人との連絡が長くなった日があっても、それだけで習慣が崩れたと考える必要はありません。
翌日はまた充電場所へ早めに置く、動画を一本で終えるなど、普段の流れへ戻せば十分です。
毎晩完璧にスマートフォンを手放すことより、自分で「今日はここまで」と決められる夜を少しずつ増やしていきましょう。
50代の寝る前は何もしない時間があってもよい
夜時間を整えようとすると、スマートフォンを使わない代わりに、読書やストレッチなど何か別の予定を入れたくなることがあります。
しかし、必ず代わりの予定を作る必要はありません。
照明を少し落として座っている、ベッドで静かに過ごすなど、何もしない時間があってもよいでしょう。
仕事や家事などで一日中何かをしていることが多い50代だからこそ、夜まで予定を埋めないことも、暮らしを心地よく整える一つの考え方です。
まとめ|50代の寝る前のスマホ時間は無理のない区切りを作る
50代の寝る前のスマホ時間を見直すときは、「夜は絶対に使わない」と厳しく決める必要はありません。
翌日の天気や予定など必要なことを確認したら終える、充電場所を枕元から少し離す、通知を少なくする、動画やSNSを見る時間を少し早めるなど、小さな工夫から始められます。
また、スマートフォンを置いたあとに、読書やハンドケア、温かい飲み物など、自分が楽しめることを一つ用意しておく方法もあります。
毎日同じ時間に手放せなくても構いません。
長く見てしまった日は、翌日にまた普段の流れへ戻せば十分です。
50代の夜は、スマートフォンを遠ざけることだけを目的にせず、一日の終わりに自分が落ち着いて過ごせる時間を少しずつ残していきましょう。
